免疫力が高いと病気にかかりにくいとよく言われていますが、この免疫力とは何か?といえば、リンパ球の一種である「ナチュラルキラー(NK)細胞」の活性化の割合で説明できるとのことです。このNK細胞が活性化の割合が高いと体内に入った微生物やウィルスを即座に攻撃して殺します。いわゆる免疫力が高い状態で風邪などにもかかりにくいといえます。一方、NK細胞の活性化の割合が低いと微生物やウィルスを攻撃する力が弱く病気にかかりやすいと言えます。
また、免疫力は、ストレスによっても低下することがあるとのことです。(2014/1/24(金)朝日新聞・p31・免疫健康に一役より)
ここからは、針灸の話になります。針灸治療は、自律神経をととのえ体の自然治癒力を活性化させて病気を治します。肉体的、精神的なストレスによる病気も自律神経を調整して快方させます。定期的に針灸を受けていると、からだが疲れにくくなったり、風邪が引きにくい体質に変わっていく方もいるところをみると自律神経をととのえることが免疫力の活性化の手助けをしていると考えられます。