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PC作業による体のこり

説明モデル(患者さんの病に対する思い)

数年前より、くび肩腰が凝っている感じがある。仕事でpc作業量が多く年々凝っている感じが強くなっている。

受診動機(当院に来院した動機)

web検索で当院のHPを知り来院した。

症例: 39歳 男性 SE

主訴: くび肩腰の凝り(背部の凝り)

現病歴

数年前よりくび肩腰のコリを感じるようになった。以前は、一晩寝ると翌日は、コリが軽くなる感じがしたが、2か月前位から、コリや疲れが強くなり、一晩寝て起きてもあまり変わらなくなっている。現在、常にコリを感じている。整形外科は受診していない。原因は、作業量が増えたためであると思う。コリと疲れを少しでも解消したいと思っている。

増悪因子:pc作業

緩解因子:睡眠

理学所見:頸部ROM(-)右回旋で右頸に詰まった痛みがある。

     腰部ROM(-)動作にスムーズさはないが痛みはない。

くび肩腰の筋緊張があるが、動作時の痛みの誘発、痺れなどない。

その他、眼精疲労と胃の重さを感じる。

 

鍼灸治療

鍼サイズ、30mm-0.1番、台座灸、ホットストーン、温灸器

仰臥位、百会、手三里、足三里、3mm刺入、5分置鍼(併せて台座灸も行う)。神闕にホットストーン。抜針後、前腕、下腿に温灸器を行う。顔、頭皮揉捏を行う。

伏臥位、天柱、大杼、天髎、膏肓、肝兪、大腸兪、3mm刺入、5分置鍼。併せてホットストーンを置く。抜針後、温灸器を行う。

座位で、右完骨にてい鍼を行う。頚の詰まった痛みは消失した。

施術効果

施術前に比べて、自覚症状が5←10に軽減した。通院は、不定期でもよいので、身体の疲れをとるようにした方が良いと説明して終了した。

 

 

鍼のポイント

鍼のポイント