よくある質問

当院に来院する、実に９割の方が、鍼灸治療未経験であることから、不安や緊張をされている患者さまにとても多くお会いします。分かりやすい説明と患者さまとのコミュニケーションをはかり、安心して治療に集中していただけるように努めています。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。

鍼灸の前に知りたいこと

鍼は痛くないのですか？

「ほぼ無痛」です。ほとんどの方は、鍼と聞くと注射の針を想像すると思いますが、注射の針先は薬液を入れるため筒状です。そのために痛みや刺入感が強く感じるのです。ところが鍼灸の鍼は、形状が全く異なります。鍼先の形状は裁縫用の針の形に似ていて皮ふに抵抗を極力与えずにソフトに刺入できる形状になっています。

太さもシャーペンの芯（0.4～0.5mm）と比べても細いことがわかると思います。（当院で使用している針の太さは0.1mmと0.12mmのサイズを選択して施術しています。蚊の口と同じぐらいの太さです）

当院に初めて来院される方の９割は鍼灸未経験の方々で、ほぼ全員の方が鍼が怖いとおっしゃいます。ところが、いざ最初の鍼をした瞬間「痛くない」「えっ？これで刺さっているの？」「思っていた鍼のイメージと全然違った」といった感想をいただいております。

また、施術も細心の注意を払い鍼をして患者さまにおつらい思いはさせないようにしています。当院では「痛い鍼は効かない！」をモットーに鍼灸技術を研鑽しております。もし、それでも不安がある方はお気軽に申し付け下さい。当院では、刺さない鍼（ローラー鍼）や温灸、ＪＲＣ矯正などを組み合わせたさまざまな刺激方法で、最適な治療を提供できるようにさせていただいております。

どのくらい深くさすのですか？何本くらいするのですか？

「1～5mm」の深さです。浅くても効くのですか？と効かれることもありますが浅く刺しても効果は期待できます。特に浅い刺激は自律神経の調整効果が期待できます。

当院では、仰向け、うつ伏せで、各15～20か所くらい鍼をします。症状や体質により本数が変わります。また、仰向け、うつ伏せの打つ時間は平均して３分位になります。

衛生面は大丈夫なの？

当院では、全てディスポーザブルの鍼を使っていますので衛生的で安心です。施術者は手指を石鹸で洗ったあと手指消毒器でさらに消毒するので安心です。患部はアルコール綿花で消毒してから鍼をして鍼を抜いた後も消毒します。

副作用はないのですか？薬と併用しても大丈夫ですか？

「特に副作用はありません。」薬を併用して服用していても大丈夫です。たまに治療後一時的に体がだるくなったりすることがありますが好転反応といって体が回復しようとする反応で数時間～半日程度で元に戻ります。（自律神経のバランスが回復するときに、起きる一過性の反動です。特に、交感神経が非常に緊張を起こしている方は、治療により、副交感神経が優位になり、身体が症状を回復しようとする時に、身体の倦怠感、発熱、めまい、貧血などが起きるときがあります。）

　また、妊娠初期の方または妊娠の疑いがある方は初診時にお申し付け下さい。金属アレルギーの方もよろしくお願いいたします。

矯正は痛くないのですか？

「痛くありません。」安心してください。矯正時にからだにかかる力は100～200ｇくらいです。イメージ的にはゴムボールに手を置いた時に、手の重さでボールがへこむ程度の弱い力です。「えっ！こんなに弱い力で効いているの？」とほとんどの患者さまから聞かれます。しかし、効果はしっかりあらわれます。

どこを矯正するのですか？

ＪＲＣ矯正は、仙腸関節の動きの回復を中心に症状がある関節を矯正していきます。例えば、膝関節の痛みがある場合、仙腸関節と膝関節のＪＲＣ矯正をして痛みを取り除きます。

仙腸関節は、からだの動きに関する重要な関節です。「ボキボキ」「バキバキ」の矯正時の音はしません。当院が取り入れているＪＲＣ矯正は関節面に面圧をかけるだけなので急速に関節をひねったり牽引力をかけるようなことがありません。とても安全な矯正法です。

そのほかに知りたいこと

予約制なのですか？

「ご予約優先で治療しております。」当院では、患者さまのプライバシーを守ること、治療の質を保つため、ご予約優先で治療しております。

また、当日の治療が円滑に行えるよう、初めての患者さまの場合、ご予約の時に簡単な症状確認（部位や程度など）をさせていただいております。

何回ぐらいで良くなるのですか？

「患者さまの症状や体質、生活環境により個人差があります。」症状が似ていたり病名が同じでも患者さまの体質（疲労度合、回復力）、生活環境（職場、家庭などの作業量や精神的なストレス度合）によって症状が良くなるまでにかかる治療回数は違ってきます。

当院では、４回の治療を1クールとして治療を行い症状が軽減しているようであれば通院の間隔をあけるようにしています。通院間隔をあける目安は症状が５割以上よくなったとき少しずつ日数を空けていきます。また、「患者さまと施術者とのあいだで症状と治療効果に共通の認識が持てるように分かりやすい説明とコミュニケーションをこころがけています。」