置き鍼は、手軽に鍼の効果を実感できる鍼治療です。当院の所属する、公益社団法人東京都鍼灸師会では、東京マラソンにケアブースを出店し多くのランナーの方に置き鍼の効果を実感し喜んでいただく事ができました。
現在(2024年12月現在)当院で使用している、置き鍼は、すべてパイオネックス・ゼロに切り替えています。(パイオネックス・ゼロに切り替えた理由を参照ください)
置き鍼を貼ると症状が改善するのは、以下の作用が身体に働きかけるからだと考えられています。
筋緊張の緩和
置き鍼を、皮ふに貼ると皮ふが刺激され、筋肉の緊張が緩和して動きが滑らかになるのでスポーツの前にもおすすめです。
血流の改善
置き鍼の刺激により、血管が拡張し、新鮮な血液が局所にながれ溜まった老廃物と交換されます。筋肉疲労に効果的です。
鎮痛作用
痛みがある場所に置き鍼を貼ると、神経の興奮を鎮め痛みを緩和する効果があります。動かすと痛い症状におすすめです。
自律神経の改善効果
置き鍼で血流が促されると間接的に自律神経への調整作用が働き、自律神経に関連する症状の緩和が期待できます。
画像クリックで拡大します。
置き鍼は貼ったその場で肩が軽くなったり、腰の動きの滑らかさを実感できることもあります。
置き鍼は「ツボ」に正確に貼ることにより効果的です。
貼って具合が悪い場合はすぐに中止してください。
セイリン商品案内・パッチタン添付文書/
https://www.seirin.jp/product_information/consumer/
2024/12/20
身体にあるツボの場所ですが、以下のツボの3つの特徴を参考に皮ふに触れながら探します。
皮ふの凹んでいるところ
押して痛気持ち良いところ
筋の割れめ
置き針の治療例を紹介しています。(画像クリック)セルフケアの参考にして頂ければ幸いです。
この、症例はあくまでも、当院の臨床経験に基づくものです。同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。針灸の一般的な効果を意味する部分とは、異なる箇所もあります。
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