置き針は、手軽に鍼の効果を実感できる鍼治療です。当院の所属する、公益社団法人東京都鍼灸師会では、東京マラソンにケアブースを出店し多くのランナーの方に置き鍼の効果を実感し喜んでいただく事ができました。
現在(2022年8月現在)当院で使用している、置き鍼は、すべてパイオネックス・ゼロに切り替えています。(パイオネックス・ゼロに切り替えた理由)
置き鍼を貼ると症状が改善するのは、以下の様な作用が身体に働きかけるからだと考えられています。
筋緊張の緩和
置き鍼を、皮ふに貼ると皮ふが刺激され、筋肉の緊張が緩和して動きが滑らかになるのでスポーツの前にもおすすめです。
血流の改善
置き鍼の刺激により、血管が拡張し、新鮮な血液が局所にながれ溜まった老廃物と交換されます。筋肉疲労に効果的です。
鎮痛作用
痛みがある場所に置き鍼を貼ると、神経の興奮を鎮め痛みを緩和する効果があります。動かすと痛い症状におすすめです。
自律神経の改善効果
置き鍼で血流が促されると間接的に自律神経への調整作用が働き、自律神経に関連する症状の緩和が期待できます。
当院では、上のような症状に対して、鍼灸治療後に残った症状の緩和と効果の持続を目的に置き鍼をしています。特に運動器疾患の症状などには速攻性な効果が期待できます。
置き鍼は貼ったその場で肩が軽くなったり、腰の動きの滑らかさを実感できることもあります。
置き鍼は「ツボ」に正確に貼ることにより効果的です。
ツボは押した時の反応をチェックしながら探すと効果的なツボが発見できますよ!
≪3つのチェックポイント≫
□ 押すと痛い
□ 押すと気持ちいい
□ その部分の肌に凸凹がある
置き針の治療例を紹介しています。(画像クリック)セルフケアの参考にして頂ければ幸いです。
この、症例はあくまでも、当院の臨床経験に基づくものです。同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。針灸の一般的な効果を意味する部分とは、異なる箇所もあります。
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